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【ラガールキャンプ】 3月25日、26日

コロナ禍で連続3回中止となっていた「ラガールキャンプ」が3月25日、26日の2日間大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開催されました。
第33回東大阪市ラグビーカーニバルの一環として東大阪市とNPOヒーローズが主催、一泊二日の合宿が行われました。
対象は全国のラグビースクールに所属する小学生6年生と5年生の女子選手です。
東北の奥州ラグビースクール、仙台ラグビースクール、関東から杉並少年ラグビースクール、三鷹サンフォークス、横浜ラグビースクール、藤沢ラグビースクール、海老名ラグビースクール、田園ラグビースクール、相模原ラグビースクール、さがみ南ラグビースクール、小田原ラグビースクール、東海北陸から伊賀良ラグビースクール、東海ラグビースクール、春日井ラグビースクール、愛西津島ラグビースクール、シャトルズラグビースクール刈谷、一宮ラグビースクール、豊田ラグビースクール、日進・長久手エンジョイラグビースクール、四日市ジュニアラグビースクール、鈴鹿ラグビースクール、高岡ラグビースクール、関西から大阪ラグビースクール、奈良ジュニアラグビースクール、橿原ラグビースクール、尼崎ラグビースクール、兵庫ラグビースクール、三田ラグビークラブジュニア、中四国から徳島ラグビースクール、鳴門ラグビースクール、宇部小野田ラグビースクールの選手59名が参加しました。
新大阪駅に午後1時集合、バスで花園ラグビー場へ向かいます。花園ラグビー場に集合する組もありますが、午後2時には全員がそろいました。
開会式には東大阪市の野田義和市長も出席し主催者挨拶をしました。合同練習は2つの班に分かれて、キックとデイフェンスを練習します。
キックは君島良夫コーチ、ディフェンスドリルは守屋篤コーチが担当、2時間の練習で知らない者どうしも声を掛け合い仲良くなって行きます。
練習終了後は電車移動で河内小阪駅下車、宿泊先のU・コミュニティホテルに入ります。
部屋に鍵を入れたまま出てしまい部屋に入れなくなる組が数部屋、お風呂の蛇口とシャワーの切り替えが分からない部屋などの対応はNPOヒーローズ西尾容子理事長と女性スタッフが対応します。
夕食はホテル内の祥端楼(中華レストラン)、席はチーム、地域もバラバラに座ります。積極的に隣の席の子に話かけれる子も多くいます。単独で参加して来る選手の勇気に感服すると共に、女子選手のコミュニケーション能力に感心させられます。中には1人で参加の選手は「誰とでも30秒で友達になることができます」と宣言している子もいました。部屋割りはなるべく同じチームの選手を同部屋にするようにしていますが、中には違うチームの選手と同部屋になる場合もありますが、不満が出てくることもなかったようです。改めて女子選手がラグビーに取り組む姿勢の逞しさに驚かされました。
夕食後はレクリエーションタイムがあり、翌日の合同練習のコーチ菊谷崇さんと臼井智洋さんも参加します。
先ずは4つに分かれた班の名前とキャプテンを選手だけで決めます。
東北、北陸、北信越、中四国の選手で作ったチームの名前は「まりも」キャプテンは中四国から来た徳島ラグビースクールの吉成美尋選手に決まりました。関東を中心としたチームは「もやし」がチーム名、キャプテンは海老名ラグビースクールの伊波珠理選手。東海を中心としたチームは「東海ぶりぶりざえもん」がチーム名、キャプテンは東海ラグビースクールの赤石晴咲選手。関西を中心としたチームは「たこやきウェスト」がチーム名、キャプテンは関西勢のチームに入った北陸からただ1人参加した高岡ラグビースクールの末廣葵葉選手に決まりました。チーム名とキャプテンがすぐに決まる班もあれば、なかなか決まらない班もあったり、議長の役割を担いながらキャプテンは他の子にしたり、個性、地域性もチーム名に現れているのではないでしょうか?
チーム名が決まるとチーム対抗のクイズとゲームが始まります。ジェスチャーゲームでは各チームを担当する監督も参加します。途中おやつタイムもあり、みんなが仲良くなる時間になります。
26日はあいにくの雨となり天気回復の兆しもなく、グラウンドでの合同練習と練習試合の中止が決定され屋内でのセミナーに切り替えられました。菊谷崇コーチ、臼井智洋コーチによる室内練習となりました。予定されていた練習試合ができなかったことは残念でしたが「多くのお友だちができた」と言う選手からの感想を聞けたことで、「ラガールキャンプ」の開催意義があったと思います。
NPOヒーローズの西尾理事長は来年も「ラガールキャンプ」を企画したいと宣言されました。